Google、Yahoo!、Youtube、インスタ、フェイスブックなど、広告の媒体はいろいろとありますが、物販は今すぐにでもAmazon広告(スポンサープロダクト)を始めるべきです。
その理由について説明いたします。
広告にはそれぞれ特徴がある
SNSを活用していると、目を引く写真や動画を使っている広告が目につきますよね。
一般的に、SNSでの広告は、記事をサラッと見ている中で手を止めてもらえるように「興味を引くような写真や動画」を使っています。
SNSで表示される広告は「今すぐ顧客」に対して物を売るための広告ではなく、「潜在的なニーズを抱えた顧客(以後、潜在顧客とします)」や「気になっていた顧客(以後、見込み顧客とします)」に対してアプローチするための広告となります。
そのため、平均コンバージョン率(CVR)が低い傾向にあります。
どちらかというと商品・サービスを知ってもらうための広告になります。
SNSで知った商品・サービスに関して、関心を持ったユーザーはGoogleやYahoo!で検索します。
この時、リスティング広告で集客し、コンバージョンにつなげるのが従来の広告の活用方法かと思います。
ユーザーは顧客心理「AISASモデル」にならって行動します。
AISASモデル
- Attention(注意・認知)
- Interest(関心・興味)
- Search(検索)
- Action(購買)
- Share(共有)
Attention (注意・認知) / Interest(関心・興味)
先程も述べた通り、潜在顧客・見込み顧客に対してはSNSでの広告が有効です。
フェイスブック広告、インスタ広告、ツイッター広告、Youtube広告などがこれにあたります。
Search(検索)
Google広告、Yahoo!プロモーション広告などがこれにあたります。
もちろん、費用をかけないSEOで検索上位に掲載する方法もあります。
最近では検索結果で「広告」とつくリスティング広告をユーザーが敬遠している節もあるため、リスティング広告のクリック率が低下してきているという報告もあります。
検索しているユーザーは「商品・サービスに関心を持っている」ため、このユーザーをどの様にしてコンバージョンにつなげるかが大事となってきます。
Action(購買)
ある程度購入の意思が固まったユーザーはECでの検索をします。
この時、Amazon広告(スポンサープロダクト)では検索上位に広告を掲載することができます。
Amazon広告 (スポンサープロダクト) がオススメな理由
Amazon広告(スポンサープロダクト)がシェアを拡大しているのはご存じでしょうか。
実は、2018年のシェアトップ3を見ると、以下のようになっています。
シェアトップ3
- Google:37%
- フェイスブック:20%
- Amazon:7%
この時、Amazonのシェア7%という数字に着目してほしい。
全体の7%とみると、とても少ないように見えるが、Amazonは3位で7%である。
ランチェスター戦略的には6.8%のシェアまでを存在目標値と言い、「競合他社に存在を認められるが、市場への影響力はない。この数値未満が撤退の基準として使われる場合もある」とある。
Amazonは実に短期間で6.8%のシェアを超えてきたのである。
さらに今後、AmazonはGoogleやフェイスブックから広告予算を奪うというレポートも出ている。
※以下、参考
これを見ると、2019年以降はGoogleはシェアを下げ、フェイスブックは横ばい、Amazonは右肩上がりの予想となっている。
Amazonの広告ビジネスが注目されている証拠でもある。
Amazon広告 (スポンサープロダクト) は平均コンバージョン率(CVR)が高い
AmazonはCVRが非常に高いことで有名だ。
特にAmazonプライム会員のCVRが異常に高い。
米国の上位500サイトの検索エンジンから流入したECのCVR平均が3.3%に対し、Amazon(非プライム会員)のCVRが13%、Amazon(プライム会員)のCVRは74%と驚異の数字である。
Amazonで買い物をする人は、Amazon以外で買わないという話も聞く。
Amazonがしっかりと顧客をホールドしているためだ。
つまり、Amazonでのコンバージョン率が高いのであれば、Amazonで広告を出せば成果が出やすいという証明が、今あきらかとなったのである。
まだAmazon広告 (スポンサープロダクト) はライバルが少ない
実際のところ、Amazon広告に出稿しているライバルは少ない。
少ないというのはGoogle広告などに比べて、という比較になるが、それでも少ない。
これは、Amazonで「外付けHDD」と調べた上位6アイテムである。
左から4つまでが広告で表示されたものであり、写真の下に「スポンサープロダクト」と記載があることが確認できる。
この表記がAmazon広告(スポンサープロダクト)の証なのだが、ユーザーからすると広告であることが分かりづらい表記となっている。
これもクリック率が高くなる要因の一つだといえる。
さて、話は戻って、通常、1ページ目は4つまで広告が表示される。
しかし、ライバルが少ないキーワードの場合、以下のようなケースも確認された。
これは、Amazonで「ウコン」と検索した結果である。
広告は2つしか表示されていない。
このように、ライバルが少ない商品は広告を使って上位に掲載しやすい。
ライバルが少ないうちに商品広告を出稿することで、とてつもない利益を出している物販業者もいる。
噂によると、広告費20万円で数千万円分の売り上げを出しているとか。
Amazon広告 (スポンサープロダクト) ではニッチな市場ほど儲けが出る
Amazonは少々特殊で、2万以上するような高額商品でも普通に売れる。
通常、リスティング広告を用いる場合、初回費用を大幅に下げるキャンペーンを実施する必要があるが、Amazonではそのようなことは不要である。
先程も述べた通り、Amazonで買う方はAmazonでしか調べないし、Amazonでしか買わないのである。
Amazonで物販する場合、売りたいものを売るのではなく、売れるものを売ることで利益を莫大にすることが可能である。
この時、ニッチな商品であればあるほど、独占となるため、稼ぎやすい傾向にある。
【まとめ】Amazon広告はブルーオーシャン
物を売るのに、お金をかけるというのは…と抵抗があるかもしれません。
しかし、広告費を回収できる勢いで売れるのです。
物販をやっている方でも、Amazonで売ることはしていても「Amazon広告(スポンサープロダクト)」を活用しているところは少ないと思います。
しかし、今後はAmazon広告(スポンサープロダクト)が主流となる時代が必ずやってきます。
その時になって、やっておけばよかったとならない様に、今からでも準備をしておくことをオススメします。