WordPressでHPを作成している場合、プラグインの Contact Form 7 で問い合わせフォームを作成している方も多いと思います。
今回は、Contact Form 7 と Kintone を連携し、問い合わせ内容をそのまま Kintone に転記する方法をご紹介します。
Contact Form 7 をインストールしてフォームの作成をする
まずはContact Form 7 をインストールし、フォームの作成をしておいてください。
手順は以下の記事を参考にしてください。
Contact Form 7 でWordPressへ簡単に問い合わせフォームを設置する方法
このサイトはWordPressの有料テーマであるAFFINGER5で作成していますが、AFFINGER5には標準で問い合 ...
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Form data to kintone をインストールする
次に、Contact Form 7 のアドオンのプラグインである Form data to kintone をインストールします。
プラグインの検索窓から「Form data to kintone」を検索し、インストールしてください。
インストールが完了したら、「有効化」をクリックしてください。
問い合わせ用のkintoneアプリを作成
問い合わせフォームの内容にあったKintoneのアプリを作成してください。
フォームの設置が完了したら、WordPressの問い合わせフォームとKintoneアプリが連携できるように、KintoneのAPIトークンを生成します。
Kintone上部の「設定」メニューから「APIトークン」を選択してください。
APIトークンの画面で「生成する」ボタンを押してください。
APIトークンが生成されますので、これを使用してWordPressからアクセスするように設定します。
権限は「レコード閲覧」「レコード追加」のみチェックボックスにチェックを入れます。
生成したAPIトークンは後ほど使います。
コピーしてメモを残しておきましょう。
最後に「保存」を押して「アプリを公開」してください。
問合わせフォームとkintoneアプリの連携設定を行う
ここから Form data to kintone の設定になります。
フォームの上部タブから「kintone」を選択しましょう。
黒塗りしてある部分を埋めていきます。
kintoneのドメイン | ドメイン名.cybozu.com |
kintoneへ登録エラーを送信するメールアドレス | 任意のメールアドレス |
APP ID | Kintoneで作成したアプリのID(半角数字) |
Api Token | 先程の工程で作成したAPIトークン |
※一部個人的な内容があるため、塗りつぶししております
画面左側の項目がKintoneアプリのフィールド、画面中央が Contact Form 7 で作成した問い合わせフォームの項目になります。
項目の紐づけを終えたら「保存」し、上部に表示されているショートコードをページに挿入すればすべての工程が完了となります。
まとめ
本ページではWordpressとkintoneの連携について記載しました。ざっくりと手順は下記の通りです。
手順
- Contact Form 7 をインストールし、問い合わせフォームを作成する
- Form data to kintone をインストールする
- kintoneアプリを作成する
- kintoneとの連携設定を行う
問い合わせフォームは設置していたけど、届くメールからエクセル・スプレッドシートやKintoneに転記していた方は必見の機能です。
転記の手間がなくなるため、単純に作業が減るだけでなく、抜け漏れがなくなり作業効率が格段に良くなります。
ノンプログラミングで実装できるので、誰でもできる内容かと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
注意事項
注意すべき点について記載しておきます。
以前、当サイトでご紹介した「Contact Form 7 Serial Numbers」との連携は取れません。
Contact Form 7の自動返信メールに連番を追加する無料プラグイン
先日ご紹介したContact Form 7 の拡張プラグインのご紹介です。 問い合わせフォームに自動で連番を割り振り、受 ...
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というのも、「Contact Form 7 Serial Numbers」は自動返信メールに対して連番を振る機能ですので、メールが送信されるタイミングで初めて有効となります。
そのため、「Contact Form 7 Serial Numbers」を使って問い合わせ番号管理をしていた方は、その番号は自動でKintoneに取り込めないことをご理解ください。